加水分解によって内装がボロボロになった私物のリュック2点に裏地をつけました。
まだ使えるバッグを捨ててしまうような罪悪感やもったいなさも無く、 リペアする事で、お気に入りのバッグを長く、気持ちよく使うことができます。 加水分解とは、ウレタン樹脂が空気中の水分を含むことでウレタン樹脂が劣化してしまう現象です。ナイロン生地の裏加工にウレタンが使われていれば、早かれ遅かれ避けられない現象です。しかし表生地との相性 (軽さや風合いなど) から、加水分解しないアクリルやビニール加工よりウレタンが多く用いられているようです。 作業内容は、とにかくバラして必要な箇所に裏地を当て、また元どおりに組み立てるだけです。 生地を傷めることなくバラすのは想像以上に時間が掛かる作業ですし、再度組み立てるのも、裏地を当てたことで生地の厚さが増し、パーツのサイズも変わってしまったりと、意外に難しい作業になります。 ビフォア・アフターの写真は殆ど変わりがありませんが、内装は別モノになりました。2点とも“ビンテージ”と言われるような古いバッグですが、今後もバリバリ使えそうです。 ご興味のある方はお気軽にお申し出ください。現物を拝見させていただいた上でお見積もりをさせていただきます。
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