当ホームページを少し手直ししました。
今まで「Persimmon」ブランドの商品の購入は Creema さんのサイトに誘導し、そちらで購入していただいておりましたが、Creema さんのアカウントをお持ちでない方は、いちいちアカウントを作らなければなりませんでした。 そこで、各商品説明欄の下に「ショップページ」ボタンを設け、弊社サイトから直接購入していただけるようにいたしました。 ホームページ作成サービスの関係で、ショップページの画面のレイアウトの制約や、商品写真が足りていない部分もありますが、すこしづつ改良を加え、より見やすく安心してお買い物をしていただけるようなインターフェイスを作っていきたいと思っております。 また、今までお世話になってきました Creema さんのサイトは右上部分にリンクを貼らせていただきました。 Creema さんのサイトでは限定商品や1点もの等、オフィシャルではない商品も販売していきますので、是非チェックしてみてください。
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弊社が誕生する随分前、20年前に作製したディレクターズチェアです。
木枠は市販のものを利用し、生地張りだった部分をイタリア製ヌメ革で作り替えています。 背もたれと座面は比較的簡単な作りなので、革で作り直しているチェアはよく見かけますが、肘掛け部分まで革で包みました。 しかも本体を分解せずに包んだので、型紙の取り方も工夫しました。 弊社ではこのような私物への加工等にも対応いたします。 合同展示会 MaG.は無事に終了いたしました。
今回、小さくとも新しい試みもチャレンジしてみて、お客様と直接ご意見を伺えるのはとても貴重な経験となりました。 会場にいらしていただいた方々には深くお礼を申し上げます。 ありがとうございました。 出展者さんから仲良くさせていただいたりと、いつも楽しい合同展ですが、今回は出展者さんの作品からも沢山の刺激を受けることができました。 私たちとのジャンルは値がいますが「信念を持ってひたむきに物作りに打ち込む姿勢」の大切さを再確認させていただけました。 自分が使うミラーレスカメラ用のバッグを作りましたので、工程を写真に撮っておきました。 コレ↓が今まで使っていたバッグです。 家にあった化粧ポーチ?ですが、少し窮屈です。 もうちょっとスッキリと収納できて、バッグに入れても、又はそのまま持ち歩く時もスマートなバッグを作ってみました。 バッグ自体がいびつな形にならないよう、また、カメラがバッグに巧く収納できるようなレイアウトをして大体の大きさを決めます。この時、ラフスケッチを書いておけば「細部の詰めの甘さ」や「縫製の矛盾」も早く発見できます。 使う表生地、裏地、ファスナー、適した縫製方法等を考えながら型紙を取ります。 表生地はコーデュラエコメイド、内装には日本版アルカンターラ?フレッシュシルキー、ファスナーは5号ナイロンを選びました。 全面にクッション材を入れますが、クッション材といっても厚みや硬さの違うものがたくさんあるので、入れる場所により適したものを選びます。 カメラを取り出した後も他のものが中で動かないよう固定出来るような仕切りパッドが必要です。 一般的にはベルクロ(面ファスナー)のメス(ループ側)で内装を作り、仕切りにオス(フック)を縫い付けますが、内装を作るだけの生地の手持ちがありません。 しかし、入れる物が決まっている専用ケースなので、仕切りを移動させる必要も無いので縫い付けて固定させてしまいます。とはいえ、縫製上の都合で片側だけベルクロを縫い付け、反対側はマチに縫い込むことにします。 クッション材は縫製しながらベストなサイズを探りますので型紙は作りませんでした(2度と作る事もないでしょうからね)。 型紙ができれば8割は出来たも同然です。あとはただただ型紙通りに縫製するのみです。 全面にクッション材が入ったバッグは1発ではなかなか狙ったとおりのサイズが出ません。
クッション材でサイズが喰われて外寸が小さくなってしまったり、思っていた以上に裏地の縫い代が厚くなってしまったり、予想外のシワが入ってしまったりと、2〜3回の作り直しはよくあります。 でも、今回のバッグは自分が使う分としてはまぁまぁな出来でないでしょうか? バッグのサンプルを20年以上作り続けてきましたが、まだまだ修行中の身だと思っています。 量産バッグのサンプル作製や1点もののフルオーダーなどもお受けしております。お問い合わせはこちらからお願いします。 某セレクトショップのレジ周りの備品として使われている、クレジットカードのサインの時に使う、サインボードの革の張り替えのご依頼をお受けました。
中の芯はそのまま再使用し、新店舗用にネイビーの革を貼り、素押しも他業態のロゴを入れました。 また、店舗て使うA4ファイルのバインダーカバーの作製もご依頼いただきました。 ジャストサイズですので、高級感が高まりますね。 ENCOUNTER Madu Aoyama さまのリニュアルオープンの祝いに伺いました。
弊社のバングルやコラボレーション商品も店頭に並べていただけております。 また、Madu店舗のレジで使われるカルトン(キャッシュトレー) と、バーコードファイル用のバインダーカバーもオリジナルで作らせていただきました。 ぜひ店頭にてご覧ください。 ENCOUNTER Madu Aoyama さま リニュアルオープン おめでとうございます。 合同展示会マニコレ東京 に出展いたします。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。 ブース番号 西MC71 合同展示会 manicolle tokyo vol’30 期間:2019年2月 12日(火)~ 2月15日(金) 時間:10:00 – 18:00 最終日16:00まで 会場:GIFT SHOW内 東京ビッグサイト 西展示棟アトリウム1F & 西2ホール入口正面 オーダーを受けていた92本の縫製が終わり、無事に納品することができました。
今回のオーダーは、前回のオーダー(飾りカプセが付いたショルダーバッグ)と同じクライアントです。今回は、デニムやフェイクファーのパッチワークの前ポケットが付いた、少しモードな縦型ポストンバックです。 このバッグに使われる、パッチワークはクライアントさんが自社工房で縫製した支給品ですが、大きさが均一でない為に、1点1点サイズに合わせてマチを縫製しなくてはならず、こういうところが一般的なメーカーさんでは対応できないところです。逆に言えばとても手間がかかるところであります。 また、抜き型を作らない事が前提でもあり、生地、革の全てのパーツは手断ちで裁断しました。 今時分、国内メーカーさんであれば、革モノで92本であれば普通の量の仕事ですが、メーカーでもない弊社が92本ものオーダーをこなせるか、体力も含め、未知の世界への挑戦でもありました。 前回のショルダーバッグは型押しの革でしたので取り都合が良かったですが、今回の革はキップぐらいですが、半裁されていない1枚モノで170dsぐらい。半裁よりは取り都合は良いのですが、型押しではないナチュラルなシボの革なので、取り都合はあまり良くなく、裁断を終えるまで足りるか気が気でありませんでした。(結局は追加発注することになってしまいました) 裏地、革、ファスナーなどのパーツを含めると41のパーツになります。そこから少しずつ縫製、組み立てをすすめ、最終的に1つのバックに仕立てるまでには数々のな工夫や失敗がありました。 92本のバッグを作るので、1つの工程でも92回又は184回も同じ作業をします。型紙は最初に確認してあるものの、いざ組み立てる時にサイズが合わなかったら、などと考えると気が遠くなります。 毎日少しずつ、少しづつ作業をすすめ、前胴、背胴、マチの3ピースになれば、あとはまとめて1つのバッグにするだけとなります。 しかし、革のバッグを腕ミシンでまとめる作業はとても重労働なので、1日10本と決めて少しずつ完成させます。 90本もできたら置き場所が無いので、60本出来たところで分納させていただきました。 いざ最期の92本目をまとめ上げた後には感慨深いものを感じ、手の痛みを忘れるほどです。 今回も余裕のある納期を設定していただいたので、納期前に慌てる事なく余裕を持って作業を進めることができましたが、革の取り都合など勉強させていただいた点も数多くありました。 やってみなければわからない事は多いですが、やってみなくても、経験値から推測できることも多くあり、そういう点においてとても良い経験をさせていただきました。 クライアントさまには、とてもいいお仕事の機会をいただけた事にを感謝しています。 随分と更新を怠ってしまいました。
量産は受けないと言いつつ、前回30本ほどお受けさせていただいたクライアントさまから、ありがたい事に再度発注を頂きましたが、今度は66本!! 革モノで60本程度でしたらメーカーさんで普通に作る本数ですが、ちょっと特殊な事もするのでメーカーさんでは無理そう、、、という事でお受けさせていただきました。 ショルダーバッグ60本分の革など、いまだかつて発注した事もなく、自宅に革用のウマなどを作り、狭い作業場なので工夫しながら対応しました。 もちろん抜き型など作らず、革も生地も全て手断ち。薄手の裏地はサンプルでしたら革包丁で断ってしまいますが、60本となるとハサミの方が効率がいいので、久しぶりに断ち鋏の登場です。 簡単な構造とはいえ、60本となると大変な作業でしたが、納期よりかなり前に発注を頂けた事と、トラブルや革の過不足も無かったので、納期前にスムーズに納品させていただけました。 ひと休みする間も無く、今度は92本の量産に挑みます。 ということでブログ更新等を怠ってしまいました。 また、クライアント様の新商品なので商品を写すこともできず、面白味の無い写真となってしまいましたがご了承ください。 以前、レストランで使う ランチョンマット、ナプキンリング、ワインコースター、おしぼり受け、の作製のご依頼を受け、お店のコンセプトや担当者様のお店にかける情熱を伺いつつ、なんとか形にして納品することができました。 取り都合の良い型押しの革でなく、ナチュラルなシボでありながら、高級感もあるしっかりとした防水性のある革で作らせていただきました。 作製前には水、油、醤油などで耐水実験をし、大丈夫と思ってはいたものの実際に使われてどうなのか?と気にはなっていたところ、レストランの担当者様(ソムリエ)からランチへのご招待をお受けしました。 なかなか伺う事のない麻布の高級レストランです。いい機会なのでお伺いさせていただきました。 全てにこだわりぬいたお店です。 料理はもちろん、コンセプト、シェフの手書きの絵のメニュー、お皿、外観、壁材、グラスなど、何か気になった事を伺うと、そこに秘められたストーリーを細かく教えて頂けます。 肝心の自分がお手伝いさせて頂いた革製品の具合は、、、オープンして半年以上使われたようなシミや退色の使用感も全く感じさせず、上品な店装にとてもマッチしていました。蒸したおしぼりを乗せるおしぼり受けも、納品時のままの状態で安心しました。 今回、素晴らしいお店のお手伝いをさせて頂いた事を誇りに思い、今後も多種多様なご依頼にも出来る限り対応させていただこうと強く思いました。 レストラン サヴールコンプリス FIGARO4月号 246ページもご覧下さい 飲食店で食べ物の写真を撮るのは気が引けましたが、何点か載せておきます。 |
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