スカート生地からバッグを作って欲しいというご依頼を受けました。
空き時間に少しづつ、クライアントに確認しながら作業を進め、3ヶ月ほどかけてようやく出来上がりました。 作って欲しいというバッグと同型のサンプルも一緒に送っていただきましたので、パターンも同じ仕様にしました。 作業工程としては、、、 基サンプルを参考に型紙を取り、似寄りの生地でダミーサンプルを縫製し、大きさ、雰囲気を確認します。 スカートの縫製をを全て解きます。(予想外に大変な作業でした。) シワを取るためにクリーニング店にアイロン掛けを依頼します。(素材がシルクだったので念のため。) 柄を見て、バランスをとりながら型入れします。(ロゴマークをどこかに入れて欲しいというご要望でしたが、生地に入っているロゴマークの位置や向きを考慮するとなかなか難しく、とても苦労しました。ちなみに、写真ではロゴマークは画像処理し消してあります。) 出来上がりの雰囲気に合う厚さの芯材を色々試します。(衣類用の接着芯やバッグ用の芯を、厚さを変え何種類か試しました。) 金具屋さんで、雰囲気に合う錠前を選び、表生地の色に合う革をさがし(最終的にはこげ茶のコードヴァンを使用しました。)、表生地の色に合う裏地をさがします。(こげ茶の厚口シャンタンを選びました。) 完成目前となった頃、追加で同じ生地でのポーチのご依頼も受けましたので、同様に型紙をとり材料を揃え縫製します。(普段使いにするため、今使っているポーチのサイズをご指定されました。サイズが小さく、バッグと同じ芯使いだと張りが出すぎたため他の芯を使いました。) 等々、、、、、。 ようやく1本のバッグとポーチが完成しました。 完成まで時間はかかりましたが、とても喜んで頂け、自分としても満足しています。 このような需要は確実にあると感じていますが、ビジネスモデルとして考えると現実的ではありません。 色々と試行錯誤し、気軽にお受けできるようにしていきたいのですが、今の段階ではまだ裏メニューとさせていただきます。 受け付けはしておりませんのでご理解ください。 S様、この度はご依頼いただきありがとうございました。
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