革のジャンパーをバッグにリメイクするご依頼を受けました。 ジャンパー前面にシミがついてしまい、それ以来着る機会がなくなってしまったそうです。 とりあえず、ジャンパーをお送りいただき、クライアントのご要望を聞きつつ、どんなバッグができるか検討します。 革がシープなので、思ってたより柔らかく、バッグとしての強度が心配なので、芯使いに注意します。 ジャンパーのハギの大きさからバッグの大まかな大きさも算出し、ラフなデザイン画を元にクライアントと打ち合わせします。 了承を頂けましたら、金具、糸色、裏地、内装の使用等、細部の詰めに進みます。 今回、ショルダーストラップはジャンパーからは取れないので、似寄りの色の革を使用します。 縫製に入ります。 ジャンパーを解き、必要な箇所には芯材を貼ります。ジャンパーに使う柔らかなシープスキンなので、芯材選びに気を遣いました。 デザイン画の段階では、革の処理は切り目を想定していましたが、全体の雰囲気から基本はヘリ返しにし、ハンドルは切れ目同色のコバ塗りに変更しました。 パンチングメッシュもアクセントとして使ったら面白いのでは?と思いましたが、厚さや雰囲気から使わないほうが良いと判断しました。 完成です。 内装の縁巻きも同系色の革で巻きました。引き手はショルダーストラップと同じ革です。 ポケットのデザインが特徴的な革ジャンパーでしたので、
当初、ご依頼にはありませんでしたが、 ポケットを活かしたトートバッグをサービスさせて頂きました (ポケットをそのまま市販のエコトートに移植しています) 左右あるので2つ出来ましたので、お子さんにも使っていただけますね。 Nさま、この度は、とても長らくお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。 とてもお喜びいただけましたようで、こちらも嬉しく思っております。 ありがとうございました。
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