トートバッグが出来あがりました。
素材はお馴染みの丸進工業さんの9号帆布。手紐はブライドルレザーです。 極力シンプルなバッグにしたいので、裏地もなく、内ポケットは背胴に直接縫い付けています。また、生地のミミを見付けに使っています。 男性でも普段使いできるサイズで、肩掛けでも手提げとしても丁度良い手紐の長さにしました。 手紐と本体を留めるリベットは銅色の打ち抜きリベットを使いました。 シンプルながら、細部にさりげなくこだわりを詰めたトートバッグはSYPRESSブランドから販売します。 詳細は SP-012 商品ページよりご覧ください。 サイズ(写真の記号を参照してください) A タテ:35cm B ヨコ:32cm (B)口開き:約45cm C マチ:14cm D 手紐の長さ: 50cm
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弊社で参考出品として合同展示会でお見せしたバッグをベースにし、生地の色とサイズ等を変更してMaduさまとのコラボ企画のバッグができあがりました。 そのベースとなったバッグの背景を5回に分けて書いてみます。 以前のブログをはこちらを参考にしてください。 1/5 https://www.persimmonllc.com/blog/madupersimmon-9-15 2/5 https://www.persimmonllc.com/blog/december-20th-2019 3/5 https://www.persimmonllc.com/blog/madupersimmon-9-35 4/5 https://www.persimmonllc.com/blog/madupersimmon-9-45 意識的にこれといったデザインはしていないつもりです。 仕様、機能を優先したことで自ずとデザインが生み出されたと言えるかもしれません。唯一内巻きバインダーの色を、一般的には内装と同色にするところを、オフホワイトに統一したのが意図したデザインかもしれません。バッグの中を見た時のアクセントになると思います。 サイズには悩まされました。 バッグのサイズは使う人の身長や何を入れるか等によって千差万別です。その中から最大公約数的なものを2つか3つ選ぶのはなかなか大変な作業になります。ヒットメーカーのデザイナーなら自分独自の黄金比を持っていると思いますが、あいにく自分には持ち得ません。 1番手っ取り早いのは「売れ筋の商品のサイズを参考にする」という身も蓋も無い手法がありますが、「自分が使う」という事を前提でタテ、ヨコ、大、小と何本か作ってみました。しかし、これでいいのか?バランスはどうなの?と踏ん切りがつきません。 そんな時、Maduさまからコラボ企画のお話をいただきました。 ベースとなったオリジナルのサイズは タテ34cm ヨコ28cm マチ10cmでした。 素材はそのままで、生地と革、バー(リベットの表側の金具)の色と、女性が使うことを考え、縦横マチ幅のサイズを変更し、コラボ商品のサイズは タテ32cm ヨコ25cm マチ17cm となりました。 マチ幅が17cmと幅広なのは「OLさんはお弁当を横置きしたいから、、、」ということを聞き、なるほど!とヒザを叩きました。そして手紐は女性が手提げで持つことを考慮して少し短くし、リベットも大人し目のバーを使うことになりました。 9号パラフィントートバッグはMaduさまとのコラボ企画として販売していただけましたが、弊社オリジナルとしてユニセックステイストの遊び心を加え、販売を検討中です。(PERSIMMON、SYPRESSどちらかのブランドで予定しています) バイオーダーにて弊社でストックしている「SCOVILL」のリベットやヴィンテージのワッペンを付けたいと考えています。 Maduさまとのコラボ共々、よろしくお願いいたします。 9号パラフィン帆布トートバッグ のまで今しばしお待ち下さい。 販売開始はホームページ、Facebook等でお知らせします。 お問い合わせは info@persimmonllc.com までお願いします。 タテ型 A: 34cm B: 28cm(約37cm)C: 50cm D: 10cm
ヨコ型 A: 28cm B: 32cm(約44cm)C: 50cm D: 13cm 販売予定価格 15,000円 サイズ 販売価格 は変更することもありますのでご了承ください。 厚さ2mmの牛革で作ったシンプルなペンケースです。
引き手に手編みのタッセルをつけました。 長さ15cmほどのペンを入れられます。 ファスナーはYKKの金属製5号(ニッケル)を使用。 革の裏にふのりをぬってありますので、革クズはほとんど気になりません。 革の特性上、袋縫いした箇所の縫い目が見えるかもしれませんがご了承ください。 弊社在庫の革で数量限定で作りました。同じ革での再生産はありません。 サイズ(縦×横×高さ) 4cm × 16cm × 3cm 引き手のタッセルは全長約10cmです。 ¥3,000 エアキャプ等に包み、宅急便コンパクトでの発送になります。 *撮影小物は含まれません。 *販売はクリーマからのみとなります。 https://www.creema.jp/item/7993938/detail ※注意 □革の表情をそのまま製品に活かしておりますので、1本の製品でもシボ(革の細かなシワ)の状態が均一ではありません。 □革の色落ちは避けられません。衣服等に色移りしても弊社では対応できませんのでご了承ください。 弊社で参考出品として合同展示会でお見せしたバッグをベースにし、生地の色とサイズ等を変更してMaduさまとのコラボ企画のバッグができあがりました。そのベースとなったバッグの背景を5回に分けて書いてみます。
以前のブログをはこちらを参考にしてください。 1/5 https://www.persimmonllc.com/blog/madupersimmon-9-15 2/5 https://www.persimmonllc.com/blog/december-20th-2019 仕立てについては、凝る所には手間をかけ、シンプルにするところは潔く簡潔にしました。 見付けに9号帆布の耳をそのまま使っていることは大きな特徴の1つです。ジーンズでは良く見られる手法ですが、生地の耳が真っ直ぐでなく裁断するのが難しいため、バッグの量産工場ではとても嫌がられます。しかし、ほつれ止めの縫製を省略できることや、何よりスッキリとした見た目を出すために生地の耳をそのまま使いました。 内ポケットの作りも潔さの1つです。 裏地のないバッグでは、一般的には「吊るしポケット」を見付に縫い付ける手法を採りいれます。しかし、これではせっかく耳を使った見付けが台無しになってしまいます。そこで、ポケットの生地を背胴に直接縫い付け、中央にステッチを入れ2分割にしました。このような仕立てだと下糸が背胴側に出てしまいタブーとされていますが、スッキリとしたポケットにするこため、敢えてこのような仕様にしました。 本体の縫製もできるだけ簡潔にしました。このバッグの縫製の全行程は、革のネームタグの縫製を含め、11行程しかありません。縫製箇所を少なくする事で、縫製ミスが出にくくなりますし糸始末も減ります。 本体口周りにステッチを入れないことも特徴の1つです。 一般的には見付けのバタつきを抑えるために、本体の口周りをぐるりと縫い留めますが、どうしてもバッグの見た目が平坦になってしまうので、縫い付けてありません。そのかわり、手紐を本体にリベット止めすることでバタつきを抑えました。 また、バインダー巻きの両端を見付けで隠してしまう仕立ても特徴の1つです。 弊社で参考出品として展示会でお見せしたバッグをベースにし、生地の色とサイズを変更してMaduさまとのコラボ企画として販売していただきました。そのベースとなったバッグの背景を5回に分けて書いてみます。
以前のブログをはこちらを参考にしてください。 1/5 https://www.persimmonllc.com/blog/madupersimmon-9-15 メインの素材は「丸進工業さんの9号帆布」に決めていました。 http://www.hanpu-ya.com 革やナイロンの選択肢もありましたが、シチュエーションを問わず気軽に使え、「素材そのものにストーリーがある」という点では倉敷の老舗帆布屋さんである、丸進工業さんの帆布以外には考えられませんでした。 前職で何年か前に工場見学をさせていただきました。自社で撚った糸が、轟音の響く中、古いシャトル織機によって帆布として織られるまでの迫力ある工程をを見学させていただくと、丸進工業さんの自社製品に対する真摯な姿勢にすっかり魅了されてしまいました。そして、いつしか自分のブランドでバッグを作る時があれば、必ずこの生地を使いたいと思い続けていました。 10号でも8号でもなく9号にしたのは、生地の目がとても綺麗であった事と、パラフィン加工された生地の表情と、バッグにした時のボリューム感のイメージが1番近かったからです。 最近は風合いのいいNCナイロンも出てきましたが「生地の耳をどこかに使いたい」という考えからもナイロンという選択肢はなくなりました。 12月のクリスマスシーズンに向けて、Maduさまと開発したコラボレーション商品の作製が進んでおります。
まだ完成した商品はお見せできませんが、とてもステキな商品です。 今回は手縫いの部分があり、引手もスペシャルなものを用意しました。 販売まで今しばしお待ち下さい。 パラフィントートのハンドルに使うブライドルレザーのニュー・マーケットという色の革です。
現在使っている断面が白い革を作るタンナーは廃業してしまったので、在庫が無くなり次第、他社のブライドルレザーに切り替えます。 N・マーケットのコバは革の断面の白い色を活かし、無色で処理していますが、新しいタンナーの革は断面がグレーなので茶色での処理になります。 何ヶ月も時間をかけ、イギリスの伝統的な手法で丹念に作る革ですが、そんなに需要のあるものでも無いので、タンナーが少なくなってしまっているのは悲しいことです。 写真はハンド裁断する前の状態です。1本づつ手で細断し、剣先を落とし、面取り、染色、コバ磨きの作業を経て製品に取り付けます。 最初は硬い革ですが、使っていくうちに柔らかくなり、他にはない唯一無二な質感になる革はぜひお試しいただきたいと思います。 製品は Madu 各店舗でお取り扱いしていただいております。商品の在庫の確認は各店舗に直接お問い合わせください。 Madu+PERSIMMON キーホルダーの作製動画をアップしました。
Monkey Fist の作り方などは検索すればたくさん出てきますが、革紐で作られたものは少ないと思います。 参考になれば、、。 化粧箱入り ¥3,700+Tax ヌメ色、茶、黒の3色 です。 在庫等の確認は ENCOUNTER Madu 青山店 まで 岡山の9号帆布とブライドルレザーで作ったシンプルなトートバッグです。
前職時代に岡山の帆布工場を見学させていただき、古いシャトル織機で織られた9号帆布に魅せられ、いつかはこの帆布で自分のブランドのバッグを作りたいと思い続けていました。 先の合同展で出品した弊社のサンプルをベースに、Maduさまの要望を重ね、生地の色やサイズ、細かな仕様を修正しました。 帆布は、原糸の経糸と横糸の撚り合わせ数で号数が変わります。 このバッグの9号帆布は 経糸2本×横糸3本となります。 ちなみに、某アウトドアブランドのアイコン的なトートバッグは6号ぐらいなので経糸6×横糸5 となり、一般的な帆布のエプロンは11号なので経糸2本×横糸1本となります。 パラフィン加工してあるので適度なコシ感も加わり、11号でも8号でもない9号ならではの生地目の綺麗さとパラフィンの風合いが楽しめます。 ブライドルレザーは馬具に使われる革として広く知られています。 牛の肩(ショルダー)といういちばん強靭な部位なので、1枚革でも伸びたりしません。 パラフィン漕に漬け込んでいるのでパラフィンが含浸し、革の裏側も気にせずそのまま使うことができます。 表面のパラフィン(ブルーム)を拭き取っても、時間が経つと再び浮かび上がってくるという特徴があります。 手紐用に裁断した後に面取りし、断面を磨き処理しましてあります。 本体への取り付けは敢えて縫製ではなく、ジーンズの補強に使われるYKKのリベットを使いました。 せっかく素材を厳選したので、縫製にもこだわり、とにかくシンプルな作りにしました。 パーツとなる生地は5枚だけです。内装のポケットは、背胴に直接縫う事で背道側に下糸が見えてしまいますが、割り切ってシンプルさを優先させました。 前後胴とマチは帆布の耳 (セルヴィッジ) を活かして裁断し、口周りで折り返して見付けにすることにしました。また、本体とマチを縫い合わせた縫い代のバインダー処理を、見付けで隠すような縫製にしました。この仕立てにより、見付けのばたつきを防ぎつつ、口周りにステッチを入れずに済むので、9号帆布のコシを活かしたバッグにすることができました。 バインダー巻きのグログランテープは敢えてオフホワイトで共通にしました。バッグの中をのぞいた時にアクセントになると思います。 洗濯はお勧めできません。 また、パラフィン加工には撥水、防汚効果もありますが、使っていくうちに効果は薄れてきます。 ブライドルレザーのパラフィンが気になるようでしたら乾いた布で拭き取ってください。使い続けていくうちにパラフィンの浮きもなくなります。 キナリ、墨色、黒の3色 ¥12,000+Tax 在庫等の確認は ENCOUNTER Madu 青山店 まで 文庫本や「ほぼ日手帳」などに使えるブックカバーです。 革は弊社定番のイタリア製のタンニン鞣しのアリゾナを使いました。 牛の肩(ショルダー)を型押しなどせず、自然なシボをそのまま使っていますので、商品によっては表情が違っているように見えると思います。 黒、茶、赤、青、緑、黄色の6色でステッチは同色にしました。 本体の革の厚みは2mmのままで、袖部分は1.5mmに漉いてあります。 コバ(革の断面)は磨かず無色のバインダーを塗ってあります。 バイヤーの希望で3色ペンがさせるペン差しが付くタイプも作りました。 革の裏にはイタリアの鞣し工場で押された、革の大きさを記す計量スタンプが1箇所だけ押されています。
チャームポイントと思われる方もいらっしゃいますが、今回はスタンプは避けて作りました。 化粧箱入り ¥6,000+Tax (ペン差し付き) ¥6,300+Tax (ペン差し付き) 在庫等の確認は ENCOUNTER Madu 青山店 まで |
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